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地域交通の在り方について堺市と岡山市の調査をしました!

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「郊外部を活性化させる持続可能な地域交通について」をテーマに委員会で調査・研究を行っており、その方法のひとつ、デマンド型乗合タクシーについて、堺市と岡山市が行っている事業を調査して参りました。

堺市では、2016年4月から本格運行がスタートして、現在市内9ルートで、大阪第一交通株式会社によって乗合タクシーが運行されています。

堺市の乗合タクシー事業は、収益性や効率化といった観点より、とにかく「公共交通空白地域における移動手段の確保」が最大の目的となっています。従って市内の鉄道駅から800m圏、バス停から300m圏という範囲から外れていている、民営バス事業者が採算性等により運行していない空白地域を運行ルートに指定しており、全額公的支援を大前提としています。そのため、一生懸命に利便性を上げて、利用者を増やすといった施策ではなく、移動手段が無い場所は無くすことを目的に事業を推進しています。そのため、民営バスより利便性を上げる必要はないといったバランスを取っている感じです。

運用については路線バスと同様に、運行ルートや停留所、ダイヤが設定されており、利用者からの予約があった場合のみ、乗り合いタクシーが配車・運行されます。車両は一般のセダン型のタクシー車両で、乗客定員は4名。毎日運行されていて、概ね8時から18時くらいの間に、5便のダイヤが設定されています。運賃は大人300円(子供150円)となっています。予約は乗車1週間前から2時間前まで可能で、タクシー事業者の既存の予約システムを利用していて、電話で予約をする方法となっています。

利用者数及び、1台あたりの平均乗車人数は緩やかに伸びていて、2016年度の本格運行開始時が1台平均1.6人、16,201人の利用だったものに対し、2018年度は平均1.8人、23,647人の利用まで伸びています。利用者の区分としては、65歳以上が81.6%と多数を占めていて、大人11.9%、子供1.3%、未就学児2.4%、障害者2.8%となっています(2018年度実績)。

市費負担については、タクシー1台運行するのに掛かる経費は2,750円。2018年度の運行経費が36,142,200円で、運賃収入が2,923,230円であり、その差額33,218,970円が市費負担。収支率は8.1%。利用者一人当たりにかかる市の費用負担は、1,405円となっています。

一方、岡山市では、「公共交通空白地域における移動手段の確保」といった目的は同じものの、考え方がまったく異なっています。地域交通の確保には、地元の主体性が重要との考えより、事業運営は地域主体であり、運行経費の1割は地域負担としています。しかし岡山市は、採算性や事業性を第一に考えている訳ではなく、地元地域との協働により、安心して便利に暮らせる地域活力の維持・向上を考えているのです。堺市と異なるのは、より利便性を求めているところです。

具体的な進め方は、2年ほどの検討期間を設けた後に1 年程度の試験運行を行い、本格運行となります。市は生活交通が必要との声がある地域に出向き、実情をヒアリングすると共に、生活交通の取組内容について説明を行います。生活交通の導入に向けた地元検討組織の設置後、ニーズ調査等に基づき検討した運行計画で試験運行を実施し、本格導入の判断及び運行計画の策定を行います。

取組体制としては、地域住民で守り育てる持続可能な生活交通とするため、運営主体を地元検討組織とします。地元検討組織は、市の技術面・費用面での支援の中で、運行計画の検討から利用促進など、様々な役割を担います。

現在、5つの地区でデマンド型乗合タクシーが運行されており、追川地区では、一人利用500円、2人利用400円、3人利用300円、4人利用200円の料金負担となっています。利用方法は電話予約で、予約した停留所で乗車し料金を支払います。運行日は、月・火・金の週3日間で、1日の決められた時間6便が運行します。試験運行期間の赤字は全額市費負担ですが、本格運行になると、赤字分の9割を市費負担とし、1割は地元組織負担としています。そのため地元組織は協賛金を募り1割分の費用を捻出しています。

横浜市は今後、公共交通不便地域の移動手段を公益的な観点と利便性向上といった観点の2つの視点で整理する必要があり、更には、公益性と収益性(採算性)をどのように考えるかということです。堺市、岡山市では、利用者が一定額の負担は大前提であるものの、赤字について全額公費または9割公費との考えをしており、現在横浜市が進めている地域交通サポート事業のように、事業性を優先することが正しいのか議論が必要です。そもそも「公共交通空白地域における移動手段の確保」は、民間バス事業者が収益を見込めない地域に対する移動手段確保であるため、市費負担を前提とするのは当たり前ではないでしょうか?
今後は、高齢社会を迎え、地域の移動手段として、公益的な観点より私費負担の在り方を考え直す必要があります。横浜は18区あり、それぞれの地域の事情が異なっているので、地域ごとに公共交通不便地域の移動手段として、どのような手法で補完すべきかの議論が必要で、デマンド型乗合タクシーを含めて、その選択肢を広げていく必要があると考えています。

津久井やまゆり園の今

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平成28年に痛ましい事件が起きた津久井やまゆり園は、現在、横浜の港南区で芹が谷園舎として仮運営をしています。

やまゆり園は、県の所管する施設で、横浜市議会には詳細の情報は入っていませんが、現在、神奈川県では現在、横浜と津久井の2つの園に分けて施設を再開する計画を進めています。

障害者支援は、県と市がバラバラといった縦割りとならないように情報を繋ぎ合わせて連携を強化していきたいと考えています。

障害をお持ちの皆さん全てが、年代に合わせて安心して暮らせるためには、支援の選択肢を広げていくことが重要です。

そのひとつを担うのが、施設入所支援・生活介護や診療を行うやまゆり園です。

今後も、神奈川県の取り組みの情報収集をしながら、誰もが安心して暮らせる社会を目指して取り組んで参ります。

十分ではない点字ブロック

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認定NPO法人ことばの道案内の皆さんと一緒に関内駅から横浜市役所までのルートを歩いて、言葉の地図の作成作業を体験させて頂きました。

「ことばの道案内」とは、主に地図や画像等を理解することが困難な視覚しょうがい者や視力の低下した高齢者の方々のために、スマフォのアプリを使ってGPS情報をもとにルート案内をするもので、そのもととなるデータはルート毎に作成する必要があります。

一般的には、点字ブロックがあれば移動できるのでは?と思うかも知れませんが、実際は、点字ブロックだけでは情報が少なくて、初めての場所ではガイドさんが同行しなければ移動が困難なのが現状です。

ユニバーサルなまちづくりといった観点からも新市庁舎の道案内に導入していきたいと思っています。

今回、点字ブロックの上を一緒に歩くことによって、様々なことに気付きました。そしてその課題ひとつひとつが行政組織において所管が異なることも分かりました。

ユニバーサルな社会をつくっていくためには、行政組織の中に一体的に取り組める枠組みが必要だと考えています。

多様化したニーズに対応するリハビリテーションセンター!

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委員会の視察で東京リハビリテーションセンター世田谷に行ってきました。

ここは今年の4月にオープンした民営のリハビリテーション施設です。

この施設は高齢者施設だけではなく、昨今ニーズが高まっている障害児(者)施設も備わっています。

介護老人保険施設では、1ヶ月での自宅復帰を目指したり、医療行為への対応や認知症利用者への対応を強化したりと、特色のある取り組みをしています。

回復期リハビリテーション病棟では、最新のニューロリハビリテーションに基づいた治療を実施しており、まだまだ日本においては進んでいない上肢訓練用ロボットデバイスを導入しています。

歩行練習用機器はトヨタのウェルウォークやホンダの歩行アシストなどが開発されていますが、上肢の訓練機器は日本製は開発が遅れており、この施設ではオーストリア製の最新タイロモーションシステムを導入しています。

民間から福祉サービスの向上を!

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委員会の視察で株式会社メディヴァを視察してきました。

メディヴァは、医療・介護領域の多様な業務をサポートする戦略コンサルティング&イノベーション・カンパニーで、東急田園都市線沿線モデル地区における「医療介護連携の地域包括ケアシステム推進部会」の事務局も担当しています。

また医療法人社団プラタナスを通じて、複数のクリニックの運営も行っています。

そして、日本の医療を、医療消費者を中心とした地域ビジネスの視点で改革を行っています。

要するにメディヴァは、福祉を金儲けのツールとして利用するのではなく、福祉サービスを経営的な視点により安定した持続可能な取り組みにしていくための改革を行っているのです。